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スプラトゥーン感想と任天堂岩田社長追悼

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WiiUで任天堂新規タイトルでやっとこセールスでも
成功した感のある「スプラトゥーン」ですが、一通り遊んで
みたので、ちょっと語ってみたいと思います。
多分長くなると思うので、興味の無い方はスルー推奨です。

wiiuは様々な事情からあまり売れなかったのでこのゲームを
遊べる人が少ないのが何より勿体無いですね。
それほどまでに非常に完成度が高く上質なゲームです。
wiiu・・・本当に良いハードなんだけどもねぇ。。。ソフトがね。。。
ってこのスプラトゥーンだけの為に購入しても良いんじゃね?って思いますよ。
もしかしたら同梱版も出るかもしれませんし。
・・・さぁまず何から話そうか。

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このゲームの基本はオンライン4対4の対戦ゲームなのです。
プレイヤは人型(歩く)とイカ型(泳ぐ)を自在に変形させ
閉鎖された高低差のあるとあるフィールド内を遠距離、近距離、
中距離の様々な武器(インクを発射)を駆使してどちらがより
多くのフィールドを自分色のインクに染め切るか?
その割合で勝敗が決まります。
負けたからと言ってもペナルティが有るわけでもなく、塗った
だけのポイントは貰えるのが地味ぃに嬉しい。

相手の武器で打たれると死んじゃいます。死ぬって言ってもプチっとインクに
弾けちゃってスタート地点に戻されるだけなので何度撃たれようが何ともない
のですが、やはり自分のチームに少しずつ不利には働くワケですね。
しかしですね、ココでよくあるFPS(自分視点の打ち合い射撃ゲーム)
のように操作が上手く遠くから撃ち抜く人だけが有利に働くゲームでは
無い仕様になっているのが面白い所です。

確かに撃ち殺して行くと相手にとっては痛い事に変わりは無いのですが、
撃った数は勝敗には一切関係ないので要は多く塗りゃーイイんです。
なので緻密な操作が苦手な人は遠距離シュート武器じゃなく
ローラータイプの広く早く塗れる武器を手にせっせと隅々まで塗り広げれば
自チームは自然に勝利に近づきます。

誰でも出来る比較的簡単なプレイが実は一番勝敗を分けるポイントだったり
もします。この誰でも出来る事を評価してくれる仕様が初心者にも入り込み
やすい要因の一つですね。

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ネット対戦ゲームなのでこのアマゾンレビューのように
自チームまたは相手チームに何か言われるのでは無いか?
誰かに迷惑をかけるのではないか?そんな心配がネットゲームには
常に付きまといます。

コミュニケーションが面倒でネットゲーはしない。
そんな人も多いと思います。概ね同意しますし(笑)
ですが、このゲームには通常有るだろうと思われるプレイヤ同士の
コミュニケーションツールがほぼ有りません。
あるのは「カモン」「ナイス!」の二つ。それも使わない人の方が多い位。

もちろん登録したフレンド同士で遊ぶ事は可能なので、予め意思を統一して
戦う事も可能ですがどちらかというと単独で自動マッチングの末に遊ぶ人の方が
多いのかな?
なので、コミュニケーションはゲーム中ありません。
ゲーム後もどこの誰かはフレンドにならないと分かりようも無いです。


この普通ある機能を削ぎ取った意味はゲームを遊ぶと分かります。
本当に心地良い。
誰にも指示されたり強制されたり目的を明確にしなきゃならない事も無し。
自分が遊びたいように遊べる。

ただひたすらローラーで塗り塗りしてても楽しいし、中距離高性能武器で
塗りながら敵を倒したり倒されたりも楽しいし遠距離武器でエイム(狙いを定める)
を極めて後方支援に徹してみたりも楽しい。

サブウェポンやチャージが溜まると発動するスペシャルウェポンは色んな
種類があって、ちょっとした一発逆転な要素はマリオカートの必殺技っぽくて楽しい。
何より世界の何処かで同じ時間同じフィールドで遊んでいる味方の三人と敵の四人。
NPC(機械が操作するキャラ)じゃないってのが本当に個性豊かな戦い方になるんすよね。

異常に強い外人が居たり、ただただずーーっと塗ってるだけだったり、延々と敵陣地奥に
突っ込むヤツが居たり、じーっとエイムしてるヤツが居たり、せっせと地雷埋めるヤツいたり・・・etc
一人で遊んでるんだけど一人じゃない感じ。無言で連携プレイ出来たりすると心の中で
ハイタッチしてる感じ(笑)

一回の対戦が三分で終了ってのも丁度良い時間。いつでも止めれるけどいつまでも続けられる。
最後にあと一回やったら止めようっていつも五回は思う(笑)

対戦がただただ楽しい。

最初にゲームを始めると「わかばシューター」と言って中距離武器で結構高性能のモノを手に
簡単な基本操作チュートリアルの後、素敵な街「ハイカラシティ」にポーンと放り出されます。

お金も無いしお店に入っても追い出される。もういきなりネット対戦しか出来る事が無くなるんです。
見ようによっては不親切なのかしら?と思いつつも習うより慣れろ的な事で対戦に行くワケです。
勝ち負けを何度か繰り返すとポンポンっとランクが上がり、小金も入り頭・服・靴・武器を色々と
買い揃え進む。

僕の場合はこのまま延々と対戦で遊んでいました。対戦がメインのゲームだと思っていたので。
ですが、違いました。。。

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ハイカラシティには対戦ではなくオフライン一人用のヒーローモードという
奪われたデンチナマズ(電機を生むナマズ)をタコ軍団から奪い返せ!っちゅー
ゲームがあるんですよ。

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こんな敵も出てきて邪魔してくれます。タコゾネス(笑)可愛いです。

最初ほんの少しだけ遊んでみたんですが「あぁ、所謂ちょっとしたチュートリアルも兼ねた
一人用お遊びコンテンツか」と舐めてしまいまして、ちょっと遊んで放置してたんですよね。
ですが、別売りのamiiboっちゅーフィギュアを購入した所で話が変わってきました。

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飾るだけでも可愛く非常に良く出来たフィギュアなんですが、台座にICチップ?
が組み込まれていて、wiiuコントローラに読み込ませると名前付けて自分のゲームの
中に登場する仕組みになっています。

で、何が出来るかっていうと設定されたお題をクリアするとご褒美として特別な装備品や
武器などが手に入るんですよね。おお、それはイイやと読み込ませ、遊ぼうとした所・・・

そのお題は全部ヒーローモードのステージと同じものなのです。
しかもヒーローモードをクリアしたステージしかお題が選べない。
要するにヒーローモードをクリアしないとamiiboお題モードもクリア出来ない。
もっと言うと2回同じステージをクリアしないと駄目っちゅー仕様なんです。
「なんだそれ面倒臭い!」ってちょっと思ったものの、ステージ1の3位まではクリアしてたので
amiiboステージでも遊んでみる。。。うん?わかばシューターじゃなくて好みの武器が使えるんか。

うん?じゃーなんでヒーローモードは武器選べないわかばシューターのみなんだろう?
・・・ここで色んな点が線になりました。

そうか分かった!!

このヒーローモード&amiiboモードはセットで凄い壮大なチュートリアルになってるんやね。
ヒーローモードでわかばシューター(中距離武器)のみのしばりでクリアする事で中距離の
戦い方と遊び方をまず勉強(予習)して、amiiboモードで同じステージを自分の好みの武器で
更に補完して戦い方を勉強(復習)する。
結果対戦モードでの動きが見違えるように上手く動けるようになる。。。

理解した上でステージ2のボスまで予習と復習を終えてみて・・・ちょっと感動しました。
いやー。。。凄いわ。凄いわこのゲーム作った奴ら。
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センスの良い独特なステージ毎に完全に目的が設定されているんですよ。

・ちゃんと標的に当てる能力の向上
・塗り広げる事の重要性
・イカになり潜り移動する事に慣れる
・壁を塗りイカになって移動する方法・・・etc

・・・などなど。もう数えきれない位に制作者の声がね、聞こえるんですよ。

「このステージをこうしてクリア(勉強)すれば実戦(ネット対戦)で役に立つよ。
(HUNTERのグリードアイランドをジンがゴンの為に作ったかのような感じ。分からんってね(笑))
そしてamiiboモードで自分の武器で復習してごらん。君は対戦モードでも自由に戦えるはずさ」って。

完璧な構成と異常なまでに初心者プレイヤの目線にも立った導入に鳥肌が立ちました。

しかもこのヒーローモードのステージ構成、絵作り、動きの肌触り、演出、センス、見せ方諸々
その全てが任天堂が一番自信を持って作っているであろうスーパーマリオシリーズの3D版
スーパーマリオギャラクシーに非常に近い気がしました。このヒーローモードだけでちゃんと一本の
ゲームになってる感じがします。
中にあるゲーム丸ごと一本が対戦で凌ぎを削る為のマニュアルになってんの(笑)

どんだけ丁寧に作ってんだよこのゲームw

もちろんヒーローモード遊ばなくたって対戦で強くはなれるんだろうけどもさ
どんな分野でもそうだけど初心者置いてけぼりしちゃったら、後々自分等の首締めるっしょ?
って事ですわ。
初心者(上級者が遊んでも十分面白いけど)をちゃんと導く仕組みを中に置いて新しい遊びを提案する。
なかなか出来る事じゃーないよ。

ただただ残念なのはwiiuが普及しなかった事に遊べる人が少ないって事、
もっと早くコレが完成してたらwiiuの未来も少し変わったのかなぁって思ったのでした。

任天堂の社長岩田さんが急逝した今日なので、この後に続く嫌事話は書かない事にします。
聞きたい人は

直接!!
直接
話しましょう♪

==後日追記==

任天堂の社長、岩田聡さんが亡くなった知らせを見たのもあって今楽しく遊ばせて貰っている
ゲームの感想を書きました。私なりの追悼なのかもしれません。

wiiuにはMiiverseと言うコミュニティスペースがあり、ゲームパッドを使って
小さな絵や文字を書く事が出来きて、周りの人に見える仕組みなのですが・・・・

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スプラトゥーン内も含めMiiverse内では
小さな頃から岩田さんらが作った作品の中で遊び笑い泣き育ってきた多くの
ユーザーからの溢れんばかりの謝意で埋め尽くされています。
こんな記事もあがったり。

http://kai-you.net/article/18793

―『スプラトゥーン』が岩田社長への追悼コメントやイラストで溢れる ―

ツィッターでは「#ThankYouIwata」のハッシュタグに今日もずーっと
「ありがとう」が流れ続けています。
亡くなってこんなに「ありがとう」を世界中から贈られる人もそうは居ない
のではないかなぁ。

宮本茂さんが居る間は大丈夫なんだろうけども、任天堂が失ったものは大きいですね。
ただスプラトゥーンの内容をじっくり遊んでみて経営的にどうこうでは無くて
任天堂が考える遊びの本質、ゲーム性の追求などが衰えて居ない事を見ると
まだまだこの会社は大丈夫だな。そう思います。

いわっち。本当にたくさんの素敵な遊びをありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。

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